【加古川市】診断書が即日ほしい方へ｜当日診察も相談できる心療内科おすすめ10選

「最近、理由もなく涙が出る」「朝、ベッドから起き上がれず仕事に行けない」「常に不安で落ち着かない」といった心の不調を抱えていませんか？加古川市で心療内科を探しているけれど、どこが良いのか、すぐに診てもらえるのか、休職のための診断書はもらえるのか、悩んでいる方も多いでしょう。

この記事では、加古川市でおすすめの心療内科・メンタルクリニックを口コミや評判をもとに厳選して紹介します。初診の流れや選び方のポイントも解説しますので、あなたに合った専門家を見つけるお手伝いができれば幸いです。

まず確認｜心療内科を受診する前に知っておきたい基本の流れ【加古川市版】

初めて心療内科を受診する際は、誰でも不安を感じるものです。しかし、事前に流れを知っておけば、安心して一歩を踏み出せます。ここでは、加古川市で心療内科を受診する際の基本的な流れを3つのステップで解説します。

STEP1：クリニックを探して予約する

心療内科や精神科は、基本的に予約制です。まずは通院できそうなクリニックを探し、電話で予約を取りましょう。最近ではウェブサイトから予約できるクリニックも増えています。

電話で伝えることの例

• 初めての受診（初診）であること
• 氏名、年齢、連絡先
• 主な症状（例：「眠れない日が続いている」「気分の落ち込みがひどい」など、簡潔で構いません）
• 健康保険証が使えるか
• 希望の曜日や時間帯

人気のクリニックは予約が1ヶ月先になることもあります。もし症状が辛く、なるべく早く診てほしい場合は、「当日予約は可能ですか？」と正直に伝えてみましょう。キャンセル枠などで対応してもらえる可能性があります。

STEP2：受診前に準備するもの

受診日までに、必要なものや医師に伝えたいことを準備しておくと、当日の診察がスムーズに進みます。

【必ず持っていくもの】

• 健康保険証：忘れると全額自己負担になるため、必ず持参しましょう。
• お薬手帳：現在、他の病院で薬を処方されている場合は持参してください。
• 現金：クリニックによってはクレジットカードが使えない場合もあるため、念のため現金を用意しておくと安心です。
• 紹介状（あれば）：他の医療機関からの紹介状があれば持参します。

【準備しておくと良いもの】

• 症状や相談したいことをまとめたメモ
  • いつから症状が始まったか
  • どのような症状が、どんな時に、どのくらいの頻度で出るか
  • 症状のきっかけに心当たりはあるか
  • 症状によって生活や仕事で困っていること
  • これまでにかかった病気やアレルギー
  • 医師に特に聞きたいこと

頭の中だけで整理しようとすると、緊張してうまく話せないこともあります。メモに書き出しておけば、落ち着いて自分の状態を伝えられます。

STEP3：受診当日の流れ

当日は予約時間の10〜15分前にはクリニックに到着し、受付を済ませましょう。

1. 受付・問診票の記入
   受付で健康保険証を提出し、問診票を受け取ります。現在の症状や生活状況、既往歴などを詳しく記入します。メモを見ながら書くとスムーズです。
2. 診察（問診）
   医師が問診票やメモを基に、あなたの悩みや症状について詳しく話を聞きます。初診の診察時間は30分〜1時間程度が一般的です。リラックスして、ありのままを話すことが大切です。
3. 心理検査（必要に応じて）
   症状をより客観的に把握するために、心理テストや簡単な質問紙への記入を求められることがあります。
4. 会計・処方・次回予約
   診察が終わったら、待合室で会計を待ちます。薬が必要と判断された場合は処方箋が発行されるので、調剤薬局で薬を受け取ります。最後に次回の診察予約を取って終了です。

加古川市でおすすめの心療内科・メンタルクリニック10選

加古川市には、それぞれ特色のある心療内科・メンタルクリニックが数多くあります。ここでは、Googleマップの口コミや評判、アクセスのしやすさなどを基に、おすすめのクリニックを10院厳選してご紹介します。

※情報が変更されている可能性があります。受診前には必ず公式サイトをご確認いただくか、直接クリニックにお電話でお問い合わせください。（2025年07月時点の情報です）

加古川うおずみクリニック

• 特徴を一言で：口コミで「丁寧な説明」と高評価。患者に寄り添う姿勢が人気のクリニック。
• おすすめポイント：
  • Googleマップで4.6と非常に高い評価を得ている
  • 医師が話をじっくり聞き、分かりやすく説明してくれると評判
  • 新しく清潔感のある院内でリラックスできる
• 特徴をまとめた文章：
  JR魚住駅から徒歩圏内にあり、Googleマップの口コミでは「先生がとても優しく、親身になって話を聞いてくれる」「説明が丁寧で分かりやすい」といった声が多数寄せられています。患者一人ひとりに時間をかけて向き合う姿勢が評価されており、初めて心療内科にかかる方でも安心して相談できるでしょう。その人気から予約が取りにくい場合もあるようですが、それだけ多くの患者さんから信頼されている証拠とも言えます。清潔で落ち着いた雰囲気の院内も、心を落ち着かせてくれるポイントです。

クリニックの基本情報

中田医院

• 特徴を一言で：地域に根ざした心療内科。穏やかな医師がじっくり話を聞いてくれると評判。
• おすすめポイント：
  • Googleマップで4.0と高評価
  • 「患者に寄り添ってくれる」「安心できる」との口コミ多数
  • 内科も標榜しており、心と体の両面から相談しやすい
• 特徴をまとめた文章：
  長年にわたり地域医療に貢献してきた医院で、心療内科と内科を標榜しています。Googleマップの口コミでは「先生が非常に穏やかで、話をじっくり聞いてくれる」「否定せずに受け止めてくれるので安心できる」といった、医師の人柄を高く評価する声が目立ちます。心の不調だけでなく、それに伴う身体の症状も相談しやすいのが大きなメリットです。派手さはありませんが、患者一人ひとりと真摯に向き合う姿勢が、多くの患者さんからの信頼につながっています。心療内科に行くことに抵抗がある方でも、温かく迎えてくれるでしょう。

クリニックの基本情報

加古川ともながクリニック

• 特徴を一言で：女性医師が在籍。幅広い年代の心の悩みに対応するクリニック。
• おすすめポイント：
  • 女性の院長先生によるきめ細やかな診療
  • うつ病や不眠だけでなく、児童思春期の相談にも対応
  • 加古川駅から徒歩圏内でアクセスしやすい
• 特徴をまとめた文章：
  女性の院長先生が、うつ病や不安障害、不眠症といった一般的な心の病から、児童・思春期の問題、更年期障害に伴う気分の落ち込みまで、幅広い年代の悩みに対応しています。口コミでは「話をじっくり聞いてくれた」という肯定的な意見がある一方で、「待ち時間が長い」という声も見られ、多くの患者さんが訪れていることがうかがえます。男性医師には話しにくいと感じる女性の方や、お子さんのことで相談したい保護者の方にとって、頼りになるクリニックです。加古川駅からのアクセスも良く、通院のしやすさも魅力です。

クリニックの基本情報

ファミリークリニック加古川

• 特徴を一言で：土日も診療。働く世代も通いやすい、在宅医療にも力を入れるクリニック。
• おすすめポイント：
  • 土曜日・日曜日も診療しており、平日に時間が取れない方に便利
  • 内科や外科、在宅医療など幅広く対応
  • オンライン診療にも対応している(要確認)
• 特徴をまとめた文章：
  心療内科のほか、内科、外科、皮膚科など幅広い診療科目を持ち、地域のかかりつけ医としての役割を担っています。最大の魅力は、土日も診療を行っている点です。平日は仕事で忙しいという方でも、無理なく通院を続けることができます。また、通院が困難な方向けの在宅医療にも力を入れています。口コミでは、医師の説明の分かりやすさを評価する声があります。心療内科専門ではありませんが、体の不調と心の不調をあわせて相談したい場合や、週末に受診したい場合には有力な選択肢となるでしょう。

クリニックの基本情報

はりまクリニック

• 特徴を一言で：精神科デイケアを併設。社会復帰に向けたサポートも受けられる。
• おすすめポイント：
  • 精神科デイケア「オアシス」を併設し、リハビリテーションが充実
  • 精神保健福祉士などの専門スタッフが在籍
  • JR宝殿駅から徒歩5分とアクセス良好
• 特徴をまとめた文章：
  外来診療に加えて、精神科デイケア「オアシス」を併設しているのが大きな特徴です。デイケアでは、同じような悩みを持つ仲間との交流や、社会生活技能訓練（SST）、心理教育などのプログラムを通じて、社会復帰や自立を目指すことができます。診察だけでなく、生活リズムの改善やコミュニケーション能力の向上など、多角的なサポートを受けたい方に適しています。精神保健福祉士や作業療法士といった専門スタッフが在籍しており、チームで患者を支える体制が整っています。JR宝殿駅から近く、電車での通院にも便利です。

クリニックの基本情報

木村こころのクリニック

• 特徴を一言で：臨床心理士によるカウンセリングが充実。薬だけに頼らない治療も選択可能。
• おすすめポイント：
  • 公認心理師/臨床心理士による専門的なカウンセリングや心理検査を受けられる
  • 薬物療法とカウンセリングを組み合わせた治療が可能
  • 東加古川駅から徒歩2分と駅からのアクセスが抜群
• 特徴をまとめた文章：
  JR東加古川駅のすぐ近くにあり、アクセスが非常に便利なクリニックです。医師による診察のほかに、公認心理師・臨床心理士によるカウンセリング（自費診療）や各種心理検査に力を入れているのが特徴です。「薬に頼るだけでなく、じっくり話を聞いてほしい」「自分の特性を理解したい」と考えている方におすすめです。薬物療法と精神療法（カウンセリング）を適切に組み合わせることで、問題の根本的な解決を目指します。口コミでは様々な意見が見られますが、カウンセリングという選択肢があることは大きな強みと言えるでしょう。

クリニックの基本情報

すみれこころのクリニック

• 特徴を一言で：女性院長による温かい雰囲気。東加古川駅近くの通いやすいクリニック。
• おすすめポイント：
  • 女性の院長が丁寧に診察
  • 院内は明るく、リラックスできる雰囲気作りを大切にしている
  • 土曜の午後も診療しているため、週末に受診しやすい
• 特徴をまとめた文章：
  東加古川駅近くの医療ビル内にあり、こちらも女性の院長が診療を行っています。公式サイトからは、患者が安心して悩みを打ち明けられるような、温かく明るい雰囲気作りを大切にしている様子が伝わります。うつ病やパニック障害、社交不安障害など、ストレス社会で多くの人が抱えがちな心の不調に幅広く対応。特に注目すべきは、土曜日の午後も診療している点です。週末にしか時間が取れない方や、平日の疲れを土曜日に癒したい方にとって、非常に通いやすいスケジュール設定となっています。

クリニックの基本情報

加古川駅前クリニック

• 特徴を一言で：駅直結でアクセス抜群。内科・心療内科で総合的に診療。
• おすすめポイント：
  • JR加古川駅直結の「ビエラ加古川」内にあり、雨の日でも通いやすい
  • 内科と心療内科を標榜し、総合的な視点での診療が期待できる
  • 平日は19時まで診療しており仕事帰りに立ち寄れる
• 特徴をまとめた文章：
  その名の通り、JR加古川駅の駅ビル「ビエラ加古川」内に位置し、アクセスは申し分ありません。電車通勤の方や、天候を気にせず通いたい方には最適の立地です。内科と心療内科を標榜しているため、気分の落ち込みだけでなく、原因のわからない体調不良なども含めて総合的に相談できます。平日は19時まで診療しているため、仕事帰りに受診することも可能です。生活スタイルに合わせて通いやすい、利便性の高さが最大の魅力と言えるでしょう。

クリニックの基本情報

医療法人達磨会 東加古川病院

• 特徴を一言で：入院設備も備えた精神科病院。専門的な治療や長期療養に対応。
• おすすめポイント：
  • 入院治療が必要なケースにも対応できる精神科病院
  • 作業療法やデイケアなど、リハビリテーションプログラムが充実
  • 認知症疾患医療センターとしての機能も持つ
• 特徴をまとめた文章：
  クリニックとは異なり、入院設備を持つ精神科の専門病院です。外来診療はもちろんのこと、症状が重く自宅での療養が難しい場合や、集中的な治療が必要な場合に入院治療という選択肢があります。作業療法や精神科デイケア、訪問看護など、退院後の生活を見据えたサポート体制も充実しています。また、兵庫県から指定を受けた認知症疾患医療センターでもあり、認知症の専門的な診断や治療、家族からの相談にも対応しています。幅広い精神疾患に対して、専門的かつ手厚い医療を提供しているのが特徴です。

クリニックの基本情報

【番外編】TOMO心理相談室

• 特徴を一言で：薬を使わないカウンセリング専門機関。じっくり話を聞いてほしい方に。
• おすすめポイント：
  • 臨床心理士による専門的なカウンセリングが受けられる
  • 薬物療法に抵抗がある方、認知行動療法などを希望する方に適している
  • 完全予約制でプライバシーが守られた空間で相談できる
• 特徴をまとめた文章：
  こちらは医師が診察を行う医療機関ではなく、臨床心理士がカウンセリングを行う専門の相談室です。そのため、薬の処方はありませんが、認知行動療法などの心理療法を用いて、悩みや問題の解決をサポートしてくれます。「薬を飲むのには抵抗がある」「とにかく自分の気持ちや考えを専門家にじっくり聞いてほしい」「問題解決のスキルを身につけたい」という方におすすめです。医療機関ではないため健康保険は適用されず、料金は全額自己負担となります。まずは話すことから始めたい、という方のための選択肢です。

クリニックの基本情報

加古川市のおすすめ心療内科・メンタルクリニック比較一覧表

後悔しない！加古川市で自分に合った心療内科を選ぶための5つのポイント

たくさんのクリニックがあって、どこを選べばいいか迷ってしまいますよね。ここでは、あなたに合ったクリニックを見つけるための5つの大切なポイントを解説します。

ポイント1：症状や相談したい内容で選ぶ

ひとくちに「心の不調」と言っても、症状や悩みは人それぞれです。あなたの状態に合ったクリニックを選びましょう。

• うつ、不安、不眠、パニックなど：ほとんどの心療内科で対応していますが、ウェブサイトに「うつ病専門」「不安障害の治療に力を入れています」といった記載があれば、より専門的な治療が期待できます。
• 大人の発達障害（ADHD、ASDなど）：診断やサポートには専門知識が必要です。「発達障害の検査・診断」を明記しているクリニックを選びましょう。（例：木村こころのクリニックなど）
• 薬だけに頼りたくない：「木村こころのクリニック」のように臨床心理士によるカウンセリングを積極的に行っているところや、「TOMO心理相談室」のようなカウンセリング専門機関が選択肢になります。
• 休職からの復職を目指したい：「はりまクリニック」のようにデイケアを併設している施設では、社会復帰に向けたリハビリテーションを受けることができます。

ポイント2：医師との相性で選ぶ（性別・口コミ）

心療内科の治療は、医師との信頼関係が非常に重要です。安心して話せる医師を見つけることが、回復への近道になります。

• 女性医師を希望する場合：異性の医師には話しにくい悩みがある方は、女性医師が在籍するクリニックを選ぶと安心です。「加古川ともながクリニック」や「すみれこころのクリニック」などが該当します。
• 口コミから人柄を推測する：Googleマップなどの口コミには、「穏やかでじっくり聞いてくれる」「テキパキと的確なアドバイスをくれる」といった医師の人柄に関する情報が書かれていることがあります。「加古川うおずみクリニック」や「中田医院」の口コミは、医師の温かい人柄をうかがわせます。自分がどんなタイプの医師となら話しやすいかを考えて、参考にしてみましょう。

ポイント3：通いやすさで選ぶ（アクセス・診療時間）

心の治療は、一度だけでなく継続して通うことが大切です。無理なく通い続けられるクリニックを選びましょう。

• 立地・アクセス：自宅や職場から近い、駅のすぐそば（例：加古川駅前クリニック、木村こころのクリニック）、駐車場が完備されているなど、あなたの生活スタイルに合った場所を選びましょう。
• 診療時間：平日の夜遅くまで診療しているか（例：ファミリークリニック加古川）、土日も診療しているか（例：ファミリークリニック加古川、すみれこころのクリニック）は、特に働いている方にとって重要なポイントです。自分のスケジュールと照らし合わせて確認しましょう。

ポイント4：緊急性で選ぶ（当日予約・診断書）

「もう限界、今日にでも話を聞いてほしい」「明日から仕事を休むために診断書が必要」という切羽詰まった状況の方もいるでしょう。

• 当日予約：多くのクリニックは予約で埋まっていますが、まずは電話で「症状が辛く、できれば今日診てほしい」と正直に相談してみましょう。キャンセルが出た枠で対応してくれる可能性があります。
• 診断書の即日発行：診断書は、医師が診察した上で「休養が必要」と判断した場合にのみ発行されます。初診で必ず即日発行されるとは限りません。数回の通院を経てから発行されることも多いです。緊急で必要な場合は、予約の電話の際に「休職を考えており、診断書の発行も相談したい」と伝えておくとスムーズですが、最終的な判断は医師が行うことを理解しておきましょう。

ポイント5：各種制度の利用しやすさで選ぶ

心療内科への通院には、経済的な負担を軽減する公的な制度が利用できる場合があります。

• 自立支援医療制度：通院医療費の自己負担が原則1割に軽減される制度です。
• 傷病手当金：病気やケガで会社を休んだ場合に、給与の一部が健康保険から支給される制度です。申請には医師の意見書が必要です。

これらの制度の利用を考えている場合、申請手続きに慣れているクリニックを選ぶと相談がスムーズに進みます。多くのクリニックで対応可能ですが、不安な方は予約時に確認しておくとよいでしょう。

加古川市の心療内科受診｜診断書・休職・公的制度に関する疑問

特に仕事上のストレスで受診を考えている方にとって、診断書や休職、経済的なサポートに関する疑問は切実です。ここでは、そうした疑問について詳しく解説します。

休職に必要な診断書はもらえますか？費用は？

診断書は、医師が診察の結果、「専門家の視点から見て、休養が必要な状態である」と判断した場合に発行されます。 患者の希望だけで発行されるものではありません。

• 発行までの流れ：初診の問診や、数回の通院を通じて医師が症状や状態を把握し、休職の必要性を判断します。その上で診断書が作成されます。
• 費用：診断書の発行は健康保険の適用外（自費診療）となります。費用はクリニックによって異なりますが、1通あたり3,000円〜5,000円程度が目安です。
• 即日発行について：症状が非常に重いなど、医師が初診で明らかに休養が必要と判断した場合は即日発行されることもあります。しかし、基本的には慎重な判断が必要なため、後日の発行となるケースが多いことを理解しておきましょう。

休職・復職の相談やリワーク支援はありますか？

多くの心療内科では、休職中の過ごし方や、復職（職場復帰）に向けた不安などの相談に乗ってもらえます。

また、より専門的な復職支援として「リワークプログラム」があります。これは、うつ病などで休職中の方が、職場復帰に向けて生活リズムを整えたり、ストレス対処法を学んだり、集団でのコミュニケーションに慣れたりするためのリハビリテーションです。

加古川市内では「はりまクリニック」がデイケアを併設しており、リワークに近いサポートが期待できます。また、より大規模なリワーク施設が近隣の市（姫路市や明石市など）にある場合もありますので、興味がある方は医師に相談してみましょう。

傷病手当金や自立支援医療制度は利用できますか？

はい、条件を満たせば利用できます。これらはあなたの経済的な負担を大きく軽減してくれる大切な制度です。

• 傷病手当金
  • 内容：病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に、健康保険から給付金が支給される制度です。
  • 対象：会社の健康保険に加入している本人（被保険者）。
  • 手続き：申請書に、医師が「労務不能（働けない状態）」と認める意見を記入してもらう必要があります。詳しくはご加入の健康保険組合や協会けんぽにご確認ください。
• 自立支援医療（精神通院医療）
  • 内容：精神疾患の治療のために、指定の医療機関へ通院する際の医療費（診察代・薬代など）の自己負担額が、通常3割のところ原則1割に軽減される制度です。
  • 対象：精神疾患により、継続的な通院治療が必要な方。
  • 手続き：お住まいの市区町村の障害福祉担当窓口（加古川市の場合は障がい者支援課など）で申請します。申請には医師の診断書が必要です。

どちらの制度も、まずは主治医に利用したい旨を相談することから始まります。

心療内科の受診に関するよくある質問【加古川市】

最後に、心療内科の受診に関して多くの方が抱く細かな疑問にQ&A形式でお答えします。

Q1. 費用は全部でいくらくらいかかりますか？保険は使えますか？

A. はい、心療内科の診察や薬の処方は、基本的に健康保険が適用されます。

保険証を提示すれば、自己負担は原則3割です。費用の目安は以下の通りです。

• 初診：診察料や検査料などで、3,000円前後
• 再診：診察料で、1,500円前後

これに加えて、薬が処方された場合は別途薬代が必要になります。
ただし、カウンセリングや診断書などの書類作成は健康保険が適用されない自費診療となることが一般的です。カウンセリングは5,000円～10,000円程度が相場です。

Q2. 心療内科と精神科の違いは？どちらに行けばいい？

A. 心療内科と精神科は扱う領域が重なる部分も多く、現在では両方を標榜するクリニックがほとんどです。厳密な違いは以下の通りです。

• 心療内科：ストレスなどが原因で体に症状が現れる「心身症」を主に扱います。（例：ストレス性の胃痛、頭痛、めまい、動悸など）
• 精神科：気分の落ち込み、不安、幻覚、不眠といった「心の症状」そのものを主に扱います。（例：うつ病、統合失調症、不安障害など）

しかし、体の症状と心の症状は密接に関連しているため、厳密に区別するのは難しいです。「どちらに行けばいいか迷ったら、まずは通いやすいクリニックに相談してみる」という考え方で問題ありません。医師が診察の上、必要であれば適切な科を紹介してくれます。

Q3. 薬に頼らずカウンセリングだけで治療したいのですが…

A. はい、その希望を医師に伝えて全く問題ありません。治療方針は、医師と患者が話し合って決めていくものです。

薬物療法は症状を和らげるのに非常に有効な手段ですが、治療の主役はあなた自身です。薬に抵抗がある理由や、カウンセリングでじっくり話を聞いてほしいという希望を正直に伝えましょう。
その上で、医師があなたの状態を見て、カウンセリングのみで進めるか、少量の薬を併用するかなど、最適な方法を提案してくれます。「木村こころのクリニック」のようにカウンセリングに力を入れているクリニックや、「TOMO心理相談室」のような専門機関を選ぶのも良いでしょう。

Q4. 家族のことで相談したいのですが、本人不在でも可能ですか？

A. はい、「ご家族からの相談」として対応してくれるクリニックは多くあります。

「家族がひきこもっている」「うつ病かもしれないが病院に行きたがらない」といった場合、ご家族だけで相談に行くことができます。ただし、この場合はご本人への治療ではないため、健康保険が適用されず、全額自己負担の自費相談となるのが一般的です。料金や予約方法はクリニックによって異なるため、必ず事前に電話で「本人は行けないが、家族だけで相談したい」と問い合わせてみましょう。

また、加古川市では「こころの健康相談」といった公的な相談窓口も設置されています。保健師や専門医に無料で相談できる場合があるので、市役所のウェブサイトを確認したり、保健センターに問い合わせてみるのも一つの方法です。

まとめ｜つらい時は専門家を頼って。加古川市で信頼できる心療内科を見つけましょう

この記事では、加古川市でおすすめの心療内科・メンタルクリニック10選と、後悔しないための選び方のポイント、そして受診に関する様々な疑問について解説しました。

• 加古川市には、口コミで評判の良いクリニックや女性医師が在籍するクリニック、土日や夜間に診療する通いやすいクリニックなど、様々な選択肢があります。
• クリニックを選ぶ際は、「症状」「医師との相性」「通いやすさ」「緊急性」「公的制度の利用」という5つのポイントを参考に、あなたにとって最適な場所を見つけることが大切です。
• 初めての受診は勇気がいるかもしれませんが、事前に流れを知り、相談したいことをメモにまとめておけば、安心して臨むことができます。

気分の落ち込みや原因不明の体調不良は、決して特別なことではありません。それはあなたの心が「少し休んで」とサインを送っている証拠です。一人で抱え込まず、専門家の力を借りることは、回復への最も確実で大切な一歩です。

この記事が、あなたが安心してその一歩を踏み出すためのきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

【もし、今すぐ誰かに相談したいとき】
この記事は医療機関の紹介を目的としていますが、緊急でつらい気持ちを誰かに聞いてほしい場合は、以下のような公的な相談窓口もあります。一人で悩まず、電話してみてください。

• まもろうよ こころ（厚生労働省）
  • SNS相談や電話相談窓口の情報をまとめたサイトです。
  • URL: https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/
• いのちの電話
  • 電話番号：0570-783-556（午前10時～午後10時）
  • 様々な悩みについて相談できます。